キャッシュフロー計算書とは

キャッシュフロー計算書とは、「会社のお金の流れ」を表した表のことです。
簡単に説明しますと、期首の現金預金の金額が当期はどのような経営活動(営業・投資・財務の3つに分類されます。)により入出金されて期末の現金預金の金額になったかを表しています。

なぜ、キャッシュフロー計算書が必要なのか

少し話が難しくなりますが、損益計算書の利益の発生額と現金預金(以下キャッシュと呼びます。)の増加額は必ずしも一致しません(タイムラグがあります。)
なぜかといいますと、皆さんの費用収益の計上がキャッシュの入出金でなく売掛金や買掛金、未払金などの科目を使った発生主義という認識基準により認識されているからです。
分かりづらいでしょうから昔話風にしてみました。

昔、昔、あるところに薬売りがいました。
薬売りは夏に4万円の買掛金で薬を仕入れ、秋に、あるお国のお殿様に来年の春に受取り約束で12万円で売りました。 
その後、年末にお役人が来て利益に対する半分の税金4万円を、仕入先が買掛金代4万円を回収にきました。
来年の春まで入金がない薬売りは支払いができなくて途方に暮れてしまいました。

仕入と売上を発生主義で認識したことにより利益に対する税金が生じ、お殿様からの売掛金の回収時期の判断を誤った結果、売掛金の回収より、税金の支払いや買掛金の支払いの方が早かったことから合計8万円のキャッシュ不足に陥ってしまいました。

実際はもっと複雑ですが同じようなことが起こりえます。
キャッシュの入出金のタイムラグにより、利益は出ているのにキャッシュがない、キャッシュがないから支払いができない、支払いができないから黒字倒産、何とかお金を借りることができても将来的にはキャッシュで返さなければならないし、おまけに利息もキャッシュを減らす。
このような悪循環に陥らない様にするにも、キャッシュフロー計算書でお金の産出力や流れを管理することをお勧めします。

キャッシュフロー計算書の仕組み

キャッシュフロー計算書は、会社の経営活動を3つに区分してキャッシュの獲得源泉を表示しています。
表示方法については直接法、間接法などがありますが、通常の損益計算書に近い表示の直接法で説明します。

キャッシュフロー計算書の雛型 (直接法)

営業活動によるキャッシュフロー
本来の営業活動により、どれだけキャッシュを稼ぎ出したかがわかります。プラスの数値が求められます。ここがマイナスだと本業でのキャッシュ不足を補うため以下の投資活動・財務活動のキャッシュフローに負担をかけることになります。

投資活動によるキャッシュフロー

株や設備投資などへの投資活動によるキャッシュの増減を表示しています。将来ヘの投資を表しているので必ずしも、プラスが良くてマイナスが悪いという訳ではありません。ムズかしいところです。

財務活動によるキャッシュフロー

会社が外部からの借入金、増資などにより、どれくらいのキャッシュを調達、返済したかを表示しています。たとえば、本業がうまくいってない場合、借入れなどにより財務キャッシュフローがプラスになり、利息の支払いのため営業活動のキャッシュフローも悪くなります。ここも一概には言えませんができればマイナスの方が望ましいといえます。

お分かりいただけたでしょうか? 
当事務所ではキャッシュフロー計算書の作成、資金繰りアドバイスなどおこなっていますのでお気軽に御連絡ください。

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